10月チェーンストア統計|9752億円4.1%減、台風と駆け込み需要反動響く
日本チェーンストア協会が発表した加盟企業の10月の総販売額は9751億9015万円。前年同月比4.1%減だ。加盟企業数は55社、1万0522店を集計した数値である。
売上構成比の約70%を占める食料品は6621億9156万円と前年同月に比べて0.9%減少した。畜産品は5.6%増加したが、農産品は1.7%減、惣菜は2.7%減だった。
衣料品は613億3675万円で7.3%減。紳士衣料は11.8%増だが、婦人衣料は6.7%減。
売上構成比19.5%の住関連は1897億2388万円で前年比12.2%減だ。増税前の駆け込み需要の反動減が大きい。家具・インテリア0.4%減、家電用品5.0%減、医薬・化粧品15.8%減、日用雑貨品16.4%減、その他商品は19.9%減とすべてが前年同月を下回った。
サービスは23億2570万円で6.6%増、その他は596億1226万円で7.7%減。
10月は記録的な台風19号による被害と週末の降雨、増税の影響から、全部門が苦戦した。
<部門別の概況>
・食料品 6622億円 (店舗調整前) 93.7% (店舗調整後) 98.7%
・衣料品 613億円 (店舗調整前) 77.1% (店舗調整後) 84.9%
・住関品 1897億円 (店舗調整前) 90.5% (店舗調整後) 92.8%
・サービス 23億円 (店舗調整前) 82.8% (店舗調整後) 99.0%
・その他 596億円 (店舗調整前) 91.3%(店舗調整後) 90.6%