10月百貨店インバウンド動向| 客数5カ月連続減少で売上高13.8%減
日本百貨店協会のインバウンド推進委員会から10月の「外国人観光客の売上高・来店動向」が報告された。91店舗の調査結果だ。
免税総売上高は前年同月比13.8%減の256億4000万円で2カ月ぶりのマイナスだった。一般物品は144億円で9.3%減、消耗品(化粧品・食料品等)は112億8000万円で19.0%減。円高や諸外国の国際情勢による訪日客数の減少が減収要因だ。
客数は39万6000人で前年同月比14.9%減。5カ月連続で減少した。免税手続きカウンターでの国別購買は、1位中国、2位台湾、3位香港、4位韓国、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。
1人当たりの購買単価は6万5000円で、前年に比べて1.2%アップした。売上げ上位商品は、1位は不動の化粧品。2位がハイエンドブランド、3位は食品、4位は婦人服飾雑貨、5位は子ども服・雑貨だった。