6月チェーンストア統計|既存店3.4%増/住関連9.1%増・食料品3.4%増
日本チェーンストア協会(東京都千代田区、小川信行会長)が6月の販売統計を発表した。
政府の外出自粛要請が解除されたが、テレワークなどによる内食化需要が継続し、食料品は好調だった。衣料品は外出自粛の影響もあって苦戦したが、住関品は好調に推移した。その6月の既存店前年同月比は3.4%増で、総販売額は1兆0859億9442万円だった。加盟企業は56社で、前月から8店舗増えて、1万0806店舗の集計数値になる。
<部門別の概況>
・食料品7181億円 (店舗調整前)108.5% (店舗調整後)103.4%
・衣料品793億円 (店舗調整前)104.2% (店舗調整後)95.9%
・住関品2252億円 (店舗調整前)113.6% (店舗調整後)109.1%
・サービス23億円 (店舗調整前)106.4% (店舗調整後)96.7%
・その他 609億円 (店舗調整前)94.7% (店舗調整後)94.8%
*前年同月比の「店舗調整前」は全店ベースの伸び率、 「店舗調整後」は既存店ベースの伸び率を表している。
6月は、外出自粛やテレワークによる内食需要が引き続き増加した。食料品はパスタ類、乾麺、インスタント麺、冷凍食品が好調だった。衣料品は、学校が再開して子供服が動き出した。住関品は除菌用品に加え、UV関連、殺虫剤、除湿剤などが好調だった。
総売場面積は2615万3185㎡ (対前年同月比104.9%)、売場1㎡当たり売上額は4万1524円(対前年同月比103.3%)。