8月コンビニ統計|既存店前年比5.5%減/在宅勤務や外出自粛続き客数減
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長、略称JFA)によると、8月のコンビニエンスストアの売上高は全店・既存店ともに、前年同月比マイナス5.5%の減収となった。6カ月連続のマイナスである。
既存店ベースの来店客数は9.3%減だったが、客単価は4.2%増えている。新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務や外出自粛等が続いたことが来店客数に影響を及ぼし、全店・既存店ともに売上高が前年を下回った。
8月に入ってからの平均気温は全国的に高かったため、冷やし麺等の調理麺やアイスクリーム等の夏物商材が好調だった。また、生鮮食品、冷凍食品、酒類、マスク等の衛生用品等も引き続き好調に推移した。
既存店の部門別売上げは、日配食品が前年同月比7.1%減、加工食品が3.2%減、非食品は2.1%減、サービスは23.6%減とすべての部門でマイナスとなった。
統計はJFA正会員の(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社の集計だ。全店店舗数は前年同月より114店舗増え、5万5841店となった。
なお、大手3社の8月既存店売上高は(株)セブンーイレブンが±0%、(株)ファミリーマートが7.7%減、(株)ローソンが8.7%減だった。