9月チェーンストア統計|既存店4.6%減/消費増税駆け込みの反動減

日本チェーンストア協会(東京都千代田区、小川信行会長)発表の販売統計によれば9月の総販売額は1兆150億円、前年同月比(店舗調整済み)は95.4%だった。

前年は10月の消費税増税前の駆け込み需要があり、その反動もあって、緊急事態宣言発出の4月以来、5カ月ぶりに前年同月を下回った。

調査対象は56社、店舗数1万0851店。その売場面積は2595万4630㎡(前年同月比104.1%)、売場1㎡当たり売上額は3万9109円(95.8%)。

部門別で見ると、食料品は7088億円の前年同月比101.0%。テレワークなどによる内食化需要が底堅く、また猛暑・長雨による農産品の相場高などから食料品は好調だった。

衣料品は547億円で同76.5%。外出自粛や催事の中止の影響などから季節商品の動きが鈍く苦戦した。カジュアル衣料は堅調だったが、紳士服ではスーツ、スラックス、ドレスシャツ、婦人服ではフォーマル、トップス、ボトムが低調だった。

住関品は1936億円の同86.6%。昨年の増税前の駆け込み需要の反動から、冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビ、食器洗い機など、家電製品などの動きが鈍かった。

サービスは21億円、前年同月比88.5%、その他555億円で同86.0%。

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