10月コンビニ統計|既存店売上高4.3%減・客数1割減/GoToでサービス4割増

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)の発表によると、コンビニエンスストアの10月の既存店売上高は8731億7300万円の4.3%減だった。来店客数は10.5%減だったが、客単価は6.9%増えている。

全店ベースでは客数が9.5%減、客単価が7.3%増となり売上高は9141億6300万円の2.8%減。

10月は、たばこ税増税前の駆け込み需要の反動や、在宅勤務・外出自粛が続き、来店客数が減少したため、売上高は全店・既存店ともに前年を下回った。一方、Go Toキャンペーンの効果や、生鮮食品、惣菜、冷凍食品、デザート、酒類、マスクなどの衛生用品が好調に推移し、全店・既存店ともに客単価は前年を上回った。

既存店の部門別売上げは、日配食品が前年同月比6.2%減、加工食品が7.4%減、非食品が6.5%減だった。一方、Go Toキャンペーンの効果で、乗車券、航空券、宿泊券などのサービスが40.1%増と、大幅にプラスした。

統計はJFA正会員の(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社の集計。全店店舗数は前年同月より220店舗増え、5万5872店。

なお大手3社の10月既存店売上げは(株)セブン-イレブンが6.0%減、(株)ファミリーマートが6.1%減、(株)ローソンが6.9%減だ。

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧