2月コンビニ統計|既存店売上高5.3%減/客単価17カ月連続プラス
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)が2021年2月のコンビニエンスストア統計を発表した。
調査対象企業は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。
2月の動向としては前年がうるう年だったことや、緊急事態宣言の延長等により在宅勤務、外出自粛が続いて来店客数に影響を及ぼしたことから、全店・既存店ともに売上高が前年を下回る結果となった。生鮮食品、惣菜、冷凍食品、デザート、酒類が好調に推移したことにより、全店・既存店ともに客単価は前年を上回った。
既存店売上高は7633億6900万円で、前年同月比5.3%減。全店ベースでは7965億0300万円で、6.2%減。店舗数は5万5897店でわずかに0.8%増。
客数は全店ベース11億5221万人で13.6%減。既存店ベースでは11億8259万人で12.3%減。全店・既存店はともに12カ月連続のマイナスだった。
一方、平均客単価は全店・既存店も17カ月連続のプラス。
全店ベースの客単価は691.3円で8.5%増。既存店ベースでは645.5円で8.0%増。
既存店ベースの商品構成比および伸び率は、日配食品が35.8%で6.9%減、加工食品が26.4%で7.0%減、非食品が32.6%で0.3%減、サービスは5.2%で5.3%減となった。