帝国データバンクnews|7月食品値上げは3566品目/パンが最多の1578品目
(株)帝国データバンク(東京都港区、後藤信夫社長)が7月度の「食品主要195社」価格改定動向調査を発表した。単月の値上げ品目数は3566品目。前年7月(2443品目)から約1000品目と1.5倍増加した。3000品目超えは今年5回目。
内容では「パン」(1578品目)が全食品分野で最多となった。パンが最多となるのは、輸入小麦価格改定の影響でパンが一斉値上げとなった昨年 7 月以来、1年ぶりとなる。
「加工食品」(836品目)はパックごはんやレトルトカレーなどが中心に値上げが予定されるほか、「調味料」(619品目)もめんつゆ製品やスパイス製品で値上げとなる。「菓子」(242品目)は、チョコレート菓子や焼き菓子、ポテトチップス関連製品を中心に値上げとなる。6月30日までの判明ベースで累計2万9106品目となり、2022年通年の2万5768品目を超えた。
また、調査対象195社のうち9割超の企業が1回以上の値上げを行った。2023年単年でも約8割の159社で値上げを実施・予定している。