2月労働力調査|就業者数6728万人/卸売業・小売業の就業者前年比6万人増
総務省統計局が2024年2月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6728万人で、前年同月に比べ61万人増加した。19カ月連続で増加している。
正規の職員・従業員数は3617万人で、前年同月に比べ49万人増加した。一方、非正規の職員・従業員数は2134万人で、前年同月より32万人増加。6カ月連続で増加している。
「卸売業,小売業」の就業者数は1021万人で、前年同月に比べて6万人増加している。
就業者が増加した主な産業は「製造業」、「情報通信業」、「教育,学習支援業」など。反対に減少した産業は「建設業」、「農業,林業」、「不動産業,物品賃貸業」など。
完全失業者数は177万人で、前年同月に比べて3万人増加した。3カ月ぶりに増加に転じている。完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月に比べ0.2ポイント上昇した。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が3万人減、「自発的な離職(自己都合)」が2万人増、「新たに求職」も2万人増加している。