マイボイスnews|第11回ネットスーパーに関する調査/利用者は2割強
マイボイスコム(株)(東京都千代田区、高井和久社長)が、11回目となる「ネットスーパー」に関するインターネット調査を実施した。10月1日~10月7日にMyVoiceのアンケートモニターに対して行われ、回答者数は9117人だった。
■ネットスーパーの利用経験
ネットスーパーの利用経験者は2割強。現在利用している人は1割強、「定期的に利用している」が3.4%、「不定期だが利用している」が8.0%となっている。
■ネットスーパーの利用理由
ネットスーパーの利用理由は(複数回答)、「重いもの・かさばるものを届けてくれるため」が利用経験者の47.3%、「買物時間を節約できるため」「外出したくないときに便利なため」が各3割弱となっている。
定期的に利用している人では「買物時間を節約できる」「定期的に買うもの・いつも買うものなどは、店で選ぶ必要がない」、週に1回程度利用する人では「計画的に買物ができる」の比率が高くなっている。
■ネットスーパー利用時の重視点
ネットスーパー利用時の重視点は(複数回答)、「品揃えの充実度」が利用経験者の50.1%、「送料の安さ」が42.9%、「商品の価格」「品質の良さ」「配送の確実さ」が各30%台となっている。「注文のしやすさ、手順のわかりやすさ」「サイトの見やすさ・わかりやすさ」は女性や高年代層、楽天西友ネットスーパー主利用者では「商品の価格」「送料の安さ」が高くなっている。
■ネットスーパーの利用頻度
ネットスーパーを現在利用している人の直近1年間の利用頻度は、「2~3カ月に1回程度」がボリュームゾーン。週1回以上の利用者は1割強、月1回以上は5割強となっている。
■ネットスーパーの利用意向
ネットスーパーの利用意向者は、「非常に利用したい」「まあ利用したい」を合わせて2割弱。現在利用している人では8~9割、利用を中止した人では約25%、利用未経験者では8%となっている。
非利用意向者(「あまり利用したいと思わない」「全く利用したいと思わない」の合計)は5割弱、2022年調査と比べて微増している。
■ネットスーパーを現在利用していない理由
ネットスーパーを現在利用していない理由は、「近くにスーパーがある」が57.9%、「自分で商品を見て選びたい」「送料がかかる、送料が高い」が各30%台で上位3位となっている。
今後ネットスーパーを「非常に利用したい」と回答した人では、「近くにネットスーパーが利用できる店舗がない、エリア対象外」の比率が高くなっている。
「ネットスーパーの不満点・改善してほしい点」についての回答者のコメントは4260件寄せられた。そのうちの主なものは、
•配達が有料となり当日配達の予約が取りづらくなったから利用しなくなった。(男性64歳)
•地方だと利用できるスーパーが限られているため、生鮮食料品は買えないということも多いので使わなくなった。(女性39歳)
•利用しない理由は、スーパーに行って自分の目で見たいから。気付かなかった商品や新しく扱い始めた商品などを見たいから。ネットスーパーだといつもの物しか買えないから。(女性42歳)
•野菜など生鮮食品がサイトの写真と違うことが多い。すぐ届けてほしいが混んでいる時は配送時間が選べない。(女性71歳)
•年配の人が利用したい仕組みでないといけないと思う。困った時にすぐ電話などができるようでないといけない。(女性28歳)
•送料や手数料がかかるし、配達に来られた時家にいないといけない。(女性59歳)