3月百貨店インバウンド動向|売上高442億円10.7%減/3年ぶりに前年下回る

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)のインバウンド推進委員会が、2025年3月の外国人観光客の「免税売上高・来店動向」を発表した。調査対象はインバウンド推進委員店の87店舗。

3月の免税総売上高は約442億2000万円で前年同月比10.7%減。36カ月ぶり、つまり3年ぶりに前年実績を下回った。円高傾向や世界的な景気後退懸念が、高額商材の買い控えなど訪日客の購買心理にも影響した。

一方で、購買客数は約51万5000人で13.4%増と3月としては過去最高を記録した。

免税売上高の内訳は一般物品売上高が約357億円で16.4%減、消耗品売上高(化粧品、食料品など)が約85億2000万円で25.0%増だった。とくに化粧品は好調に推移した。

一人当たりの購買単価は約8万5000円で21.3%減。

来店の多かった国は中国本土、台湾、韓国、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどアジア圏が中心。

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