LMnews|「政府備蓄米に関する調査」を実施
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する(株)ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区、勝文彦社長:以下「LM」)は「政府備蓄米に関する調査」の結果を発表した。
この調査は、2025年7月1日~7月3日の期間、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~7:00放送)との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」としてインターネット調査で実施された。1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)に在住する20~60代の人が対象で、有効回答数は1000名。
①政府備蓄米の認知率
政府備蓄米の一般販売について「知っている」と回答した人は86.1%と高い認知率となった。しかし、実際に店頭で販売されているのを「見たことがある」と答えた人は34.3%にとどまった。
また、5kgで2000円前後という価格設定については「妥当だと思う」が46.1%と最も多く、約半数が価格を肯定的に受け止めていることが分かった。
②備蓄米の購入経験
政府が今年放出した備蓄米の購入状況を尋ねたところ、「実際に購入した」は12.7%だった。一方で、「購入するつもりはない」が48.3%と約半数を占めている。
購入場所は「スーパー」が64.6%と最多で、次いで「通販サイト」が33.1%、「コンビニ」が9.4%だった。購入量は「5kg」が67.7%と最も多い。味や品質については「普通」が49.6%、「やや満足」が24.4%、「とても満足」が16.5%という結果だった。「やや不満」「とても不満」を回答した、不満を感じる人は1割未満にとどまった。
③今後の購入意向
今後、政府備蓄米の販売が続いた場合の購入意向を尋ねると、「機会があれば購入したい」が39.4%と最多だった。また「ぜひ購入したい」が10.4%となり、購入に前向きな回答が半数近くを占めた。一方で、「あまり購入意向はない」が19.8%、「購入するつもりはない」が30.4%と、慎重な姿勢を示す回答も目立った。
購入を迷う理由としては、「品質(味・産地など)」が47.2%と最も多く、次いで「精米日や鮮度」(27.4%)、「備蓄米としての期限や保存方法」(27.2%)が挙げられた。品質面の不安が購買行動を左右していることが明らかになった。
④備蓄米とブランド(銘柄)米の選択意向
備蓄米の方が安くても、ブランド(銘柄)米を選びたいかを尋ねたところ、「安ければ備蓄米でも構わない(価格重視)」が25.7%、「できるだけ銘柄米を選びたい(価格が高くてもブランド重視)」が23.9%、「銘柄や価格よりも味や食感で選びたい」が21.5%とほぼ同じ割合となった。最多は「特にこだわりはない」の28.9%だった。
家庭で常備している米の量は「2~4kg程度」が31.7%と最も多く、「常に5kg以上は備えている」が29.9%だった。普段食べている銘柄については、「特に決まった銘柄はない」が36.1%と最多だった。具体的な銘柄では「コシヒカリ」35.9%、「あきたこまち」26.2%が上位となった。