8月SC統計|多雨⇒屋根付き商業施設集客アップで売上高2%プラス

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から8月の「ショッピングセンター(SC)販売統計調査」が発表された。サンプル数は502施設。既存店売上高は5146億0469万円で前年同月比1.9%増と、6カ月連続でプラスとなった。

8月は、北日本、東日本を中心に曇りや雨が多く気温が低かったことで夏物商材は苦戦した。一方で、秋物商材は一部動きが見られた。

テナントは4105億3912万円の2.6%増で、6カ月連続でプラスとなった。飲食、サービスが好調で婦人衣料は不振。一方、キーテナントは1040億6557万円で▲0.5%と9カ月連続でマイナスが続く。生鮮食品、加工食品が好調だったが、こちらも衣料は不振だった。


(表・グラフはSC販売統計調査報告より 以下同じ)

立地別・構成別の売上げ伸長率を見ると、中心地域の大都市は2.9%と好調だったが、中都市は▲0.3%と苦戦した。また周辺地域は2.0%だった(表-1参照)。

立地別・地域別で見ると、四国と北陸はマイナスだったが、ほかの7地域はプラスとなった(表-2参照)。

都市規模別・地域別では、政令指定都市は1.9%。
プラスだったのは10都市で、仙台市9.5%、福岡市5.2%、東京区部3.8%、北九州市3.7%、横浜市3.4%、神戸市2.9%、札幌市2.1%、千葉市1.4%、広島市0.2%、川崎市0.1%。一方、名古屋市▲1.6%、京都市▲1.1%、大阪市▲0.6%の3都市はマイナスとなった。

その他の地域(政令都市を含まない地域)は1.7%。
前年を上回ったのは北海道6.9%、関東2.8%、中部2.0%、東北1.7%、近畿1.1%、中国0.9%、九州・沖縄0.3%の7地域。四国▲3.3%、北陸▲0.8%の2地域だけが前年を下回った。

全体的にプラスとなった地域が多かった。ショッピングセンターは、雨の日でも来店しやすいということで、天候不良は他の業態とは違い、集客にはプラス要素となった。

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