イオンモールnews|カンボジア王国に新物流センター2023年稼働
イオンモール(株)(千葉市美浜区、岩村康次社長)は、カンボジア王国におけるイオンモール カンボジア ロジプラスの物流事業の拠点として「シアヌークビル物流センター」の建設に着手した。2023年度の稼働を目指す。
この物流センターは、カンボジア王国政府が日本政府、JICAの技術協力のもと推進する自由貿易港構想の実現に向け、2022年1月に許認可を取得、実証事業をおこなう拠点として、非居住者在庫(海外で現地法人を設立することなく自社名義の在庫を持つこと)による国際VMIサービス(バイヤー側の在庫情報や出荷情報をベンダー側と共有することで、ベンダー側が在庫管理する方式)などを提供して、各企業の物流課題を解決していく。
物流センターはカンボジア最大貨物取引量を有するシアヌークビル港に隣接する経済特区内に位置する。同港で建設予定のコンテナターミナル(第1期2025年完成予定)への好アクセスが望める区画だ。シアヌークビル港は、国内唯一の「深海港」であり、昨今の貨物量の増加に加え、隣国ミャンマーの政情不安による各企業の「新たな進出先」として有力視されるなど、「新たなアセアンハブの可能性」として注目されている。
また首都プノンペンとを結ぶ高速道路が今年7月に開業予定で、開通後は車での所要時間が現状の約6時間から約2.5時間に短縮される。
■物流センター概要
所在地/カンボジア王国シアヌーク州シアヌークビル港経済特区内
敷地面積/約3万m²
建築面積/約2万m²
開業予定日/第1期全天候型倉庫:2023年2月、第2期スケルトン拡張型倉庫:2023年6月