東急百貨店news｜Shibuya Upper West Projectが2023年1月着工

(株)東急百貨店(東京都渋谷区、大石次則社長)は 7月21日(木)、東急(株)、L Catterton Real Estate(以下：LCRE)と共同で推進する「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」の計画概要を発表した。2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了後に着工し、2027年度の竣工を予定する。

渋谷に根差した複合施設開発やリテール、ホスピタリティ、カルチャーのノウハウをもつ東急グループと、国際的な複合施設開発の実績をもつ LCRE とのパートナーシップによって推進される。隣接する Bunkamura とのアート＆カルチャーにおける融合による渋谷の新しいランドマークとなることを目指す。

計画地は渋谷のにぎわい、松濤の静かな住宅地、独自のカルチャーが息づく奥渋エリアの結節点に位置する。｢Tokyo’s Urban Retreat」というキーコンセプトのもと、都会の騒がしさのなかに安らぎとくつろぎを提供する。明治神宮、代々木公園などの大規模な緑地、大学、文化施設にも近接する。4社9路線が乗り入れ、多方面につながる渋谷駅を中心とした鉄道利便性に加え、山手通りや明治通りなど幹線道路へのアクセスにも優れている。

地上36階地下4階の複合施設で、洗練されたライフスタイルを提案する商業施設、ワールドクラスのスモールラグジュアリーホテル、ハイクオリティな都市型居住を実現する賃貸レジデンスで構成される。

建築デザインは、その土地のもつ背景やランドスケープに合わせたサステナブルでコンセプチュアルな空間づくりを得意とし、国際的に高い評価を得ているノルウェーの建築・デザイン事務所「Snohetta(スノヘッタ)」を起用する。

ホテルは、｢Swire Hotels(スワイヤー・ホテルズ)」が展開し、クリエイターやエグゼクティブに幅広いファン層をもつコンテンポラリーラグジュアリーブランド「The House Collective(ザ・ハウス・コレクティブ)」が日本初進出する。

隣接する複合文化施設「Bunkamura」は、オーチャードホールを除いて2023年4月上旬から休館となるが、この施設の開業と同時に営業再開する予定だ。

■計画概要(予定)
事業主／東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店
所在地／東京都渋谷区道玄坂2-24-1
用途／リテール、ホテル、レジデンスなど
敷地面積／1万3675㎡(4137坪：Bunkamura含む)
延床面積：11万7000㎡(3万5393坪：Bunkamura含む)
階数／新築部分地上36階地下4階、Bunkamura 地上8階地下2階
高さ／164.8m
デザインアーキテクト／Snohetta
竣工／2027年度