ダイエーnews|大阪「ビッグ・エー」跡に小型フードスタイルストア2店連続出店
(株)ダイエー(東京都江東区、近澤靖英社長)は、9月30日(土)に「ダイエー東部市場前店」(大阪市住吉区)、10月6日(金)に「ダイエー住ノ江駅前店」(大阪市住之江区)をオープンする。
ダイエーは2015年より都市型戦略フォーマットとして、食に特化した「フードスタイルストア」への転換を進めている。両店舗は、いずれもダイエーグループのハードディスカウントストア「ビッグ・エー」の店舗跡への出店で、売場面積は130坪以下。したがって小型のフードスタイルストアということになる。
小型店だけに自社プロセスセンターを活用して、ローコストオペレーションで運営できる売場づくりと商品展開に取り組む。
マーチャンダイジング面ではニつの特徴を打ち出す。
第1に、「おいしさ」と「健康」にこだわった中食を充実させる。ローストポークや炙りポークを使った「一食完結サラダ」や、特定の栄養素が高い「栄養チャージサラダ」など、30品目のサラダを展開する。ダイエー開発の「簡単鍋」をはじめ、簡便な商品を充実させる。また、揚げ物不使用、糖質の摂取量を減らすなど、健康に配慮した弁当を約5品目展開する。
第2に、料理需要に応える生鮮食品を充実させる。ダイエーオリジナルの「さつま姫牛」「さつま王豚」、皮なし鶏肉やささみなどヘルシーチキン等の精肉を品揃えする。毎日使う主力野菜は小分け商品を充実させる。鮮魚売場では生アトランティックサーモンの切り身や短冊、まぐろの切り落とし、たたきなど、幅広く品揃えする。
また、自社プロセスセンターで加工した精肉約30品目、鮮魚約15品目をロングライフ商品として展開する。
両店とも駅近の立地という好条件を生かし、日常使いの生鮮品を扱うコンパクトスーパーマーケットを目指す。
ちなみに「ビッグ・エー 住ノ江駅前店」は2011年8月にダイエーの子会社「ビッグ・エー関西」が、西日本への進出の足掛かりとした1号店だ。しかし関西圏のディスカウント競争の中で、ビッグ・エー各店は苦戦。ビッグ・エー関西は2016年3月に親会社の(株)ビッグ・エーに吸収される。さらに今年8月31日に1号店「住之江駅前店」が閉鎖され、ビッグ・エーは関西から完全撤退することになる。その結果、ビッグ・エーは関東圏だけの展開となり、8月末現在209店という業容である。
■ダイエー東部市場前店概要
所在地/大阪府大阪市東住吉区杭全1-9-9
売場面積/129坪
店長/田中文雄(たなかふみお)
営業時間/7:00~23:00
■ダイエー住ノ江駅前店概要
所在地/大阪府大阪市住之江区西住之江1-1-41
売場面積/128坪
店長/小林秀峰(こばやしひでたか)
営業時間/7:00~23:00
検索ワード:ダイエー フードスタイルストア ダイエー東部市場前店 ダイエー住ノ江駅前店