西友news|漁業改善「那智勝浦ビンチョウマグロ延縄FIP」へ助成金拠出

合同会社西友(東京都北区、ミッチェル・スレープ最高経営責任者代行)は、 漁業改善プロジェクト「那智勝浦ビンチョウマグロ延縄FIP(Fishery Improvement Project)」への助成金を拠出することを決定した。

同プロジェクトは、2017年10月に、和歌山県那智勝浦町で発足している。参加したのは第1に第78海王丸(大分船籍)、第2に(株)ヤマサ脇口水産、そして第3に国際非営利機関オーシャン・アウトカムズである。那智勝浦町は、生鮮マグロ水揚げ日本一を誇る代表港の一つだ。マグロ資源は同町の地域産業の源であり、漁業者にとっての生命線でもある。

西友は、ご承知のように米国ウォルマート・インクの子会社である。そしてウォルマートはグローバルで持続可能な漁業の実現に注力している。そこで西友は昨年、(株)シーフードレガシーの紹介を得て、同プロジェクトへの参画を決定した。

西友が拠出する助成金は、「那智勝浦ビンチョウマグロ延縄 FIP」プロジェクトで策定された計画を実施するための費用に充てられる。すなわち計画の支援や管理、それに伴う専門的な分析や働きかけなどの活動費用である。

近年、「持続可能な漁業」の重要性はますます高まってきている。そこで、那智勝浦エリアでは、漁業改善プロジェクトへの参加者の裾野を広げるため、有識者や漁業者との勉強会を実施している。このプロジェクトを拡大・促進するための活動にもこの助成金が使用される予定だ。

西友は「持続可能な漁業」の実現に向けて、日本初となるFIPへの支援を2016年11月に開始し、翌年の10月には日本初の養殖漁業改善プロジェクト(AIP/Aquaculture Improvement Project)の支援も始めた。

西友は、対象となるビンチョウマグロを、既に2017年11月から関東地方の約20店舗において販売している。

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