北海道胆振東部地震news|セブン・ローソン・ファミマ3社の支援活動

平成30年北海道胆振東部地震の停電で休業中の店舗が多い中、コンビニ大手3社はさまざまな対応をしている。

(株)セブン&アイ・ホールディングスは、ANAホールディングス(株)と協力して、北海道内店舗への物資・商品の緊急輸送を実施する。2016年12月締結した災害発生時に両社が協力して、緊急物資の輸送を行うことを定めた「緊急時物資輸送支援に関する協定」に基づいて行う。

支援内容は、セブン&アイが依頼する北海道内店舗への物資・商品供給の国内空輸を、ANAは無償または割引運賃で、優先的に受託する。その第一弾として、札幌市内のセブン‐イレブン店舗へカップラーメン1200ケースを、羽田空港から函館空港へ空輸・配送した。

また、セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、そごう・西武、ヨークベニマル、デニーズをはじめとするセブン&アイグループの2万1696店舗で、店頭募金活動を始めた。期間は9月7日(金)~9月20日(木)の14日間。

(株)ローソンは、北海道内の664店舗のうち、地震発生時点には約300の店舗が、停電などの影響で一時休業した。7日の12時時点では、地下鉄やビル内などの特殊立地の店舗を除く約650店舗が営業を再開している。しかし、約400店舗は停電中で、日中営業を行い、日没後は一時休業している店舗もある。

停電中はレジが使用できないため、簡易端末を使用。このため、レシート発行、ポイントの登録・利用、クレジットカード・クオカード・電子マネーの利用、バーコード決済、収納代行・ゆうパック等の受付、マルチメディア端末「Loppi」を使用したサービス、ATM利用、コピー・FAX・Free-WiFi等の利用、ギフトカードの販売などのサービスは中止している。

北海道にはオリジナル商品の製造工場が7工場ある。旭川と函館の米飯工場は電力供給が再開したことで再稼働した。7日の午後からは道北エリア、函館エリアの約200店舗への配送を開始している。8日には東北エリアから即席麺を、9日と10日には関東エリアから日用品を、フェリーで輸送する予定だ。

救援物資は、7日の早朝、北海道庁からの要請に基づき、水550mlペットボトル3000本、カップ麺3000個を、関東から自衛隊機で空輸した。むかわ町、安平町、倶知安町、京極町へ配送している。また、8日には、さらに水550mlペットボトル3000本、ベーカリー6000個を届ける計画だ。

募金は、「平成30年台風21号」および「平成30年北海道胆振東部地震」として、1日前に発生した台風21号の支援とともに行う。9月7日(金)~9月20日(木)の14日間、全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、1万4289店舗で実施する。

ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)は、 傘下のファミリーマートとユニーで、義援金募金の受付を開始した。募金名称は、ローソンと同じく、平成30年「台風21号」および「北海道胆振東部地震」災害義援金募金。受付は、9月8日(土)~9月21日(金)の14日間。全国のファミリーマート・サークルK・サンクス1万7000店。アピタ・ピアゴ191店舗、ミニピアゴ75 店舗、MEGAドン・キホーテUNY6店舗で実施する。

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