ココカラファインnews|奈多店(福岡市)が遠隔服薬指導事業認定
(株)ココカラファイン(神奈川県横浜市、塚本厚志社長)は9月5日(水)付けで、「福岡市国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業」の事業登録者としての認可を受けた。認定された店舗は、福岡市内の「ココカラファイン薬局奈多店」。
通常は薬剤師による服薬指導は、対面で行うことが義務付けられている。しかし、国家戦略特区では、3つの条件を満たしている場合に、遠隔服薬指導が可能とされている。1つ目の条件は、オンライン診療が行われていること。2つ目は、患者と調剤薬局が国家戦略特区内に居住、あるいは所在していること。3つ目は、患者が交通不便地域に居住していること。
国家戦略特区とは第2次安倍内閣が、成長戦略の柱の一つとして掲げた経済特区のこと。地域や分野を限定して、大胆な規制・制度の緩和や、税制面の優遇を行い、「世界で一番ビジネスをしやすい環境」をつくることを目的としている。現在、遠隔服薬指導事業では、福岡市・名古屋市・養父市が国家戦略特区となっている。
ココカラファインは、地域住民の健康増進を支援する「健康サポート薬局」づくりなど、かかりつけ薬剤師の取り組みを積極的に推進している。その一環として在宅服薬指導を、調剤取扱い店舗で実施している。遠隔服薬指導の開始で、患者の利便性向上を図るとともに、在宅服薬指導に関する事務作業の効率化を進めていく。