ファーストリテイリングnews|Googleとの協業を強化し情報製造小売業に邁進
(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正代表取締役会長兼社長)は、有明プロジェクトによる「情報製造小売業」の実現加速に向けて、Googleとのグローバルな協業を進めている。
有明プロジェクトとは、情報を中心とした「情報製造小売業」へと生まれ変わるためのプロジェクトを言う。お客を深く理解し、お客が求めているものだけをつくり、最適な形で商品を届ける。そのために、販売からサプライチェーンまで、会社のすべての仕組みを見直して、お客中心に全社員が連動して動くよう、働き方を根底から変える改革に取り組む。
一方で、情報製造小売業の実現に向けては、世界中のデジタルパートナーと協業し、最先端のデジタルイノベーションを利用することが必要だ。そこで、同社ではGoogle Cloudとのパートナーシップを構築するなど、さまざまな分野でGoogleとの協業に取り組んでいる。
具体的な施策では、Google Cloudの ASL(Advanced Solutions Lab)チームと、日本初となるパートナーシップを組んで、世界最先端の機械学習や画像認識技術を使った、商品のトレンドや具体的な需要の予測をする取り組みだ。また、店舗から本部、生産・物流拠点まで、全社員が同じ情報を共有するために、コミュニケーション・プラットフォームとして、G Suite を活用する。
ファーストリテイリングは、Googleとのグローバルな協業を強化し、より広い分野で取り組みを加速させ、情報製造小売業のビジョンを実現していこうとしている。