ローソンnews|館林木戸町店&新型POSレジがグッドデザイン賞受賞

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は10月3日(火)に、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。

受賞対象は、2017年度の環境配慮モデル店舗「ローソン館林木戸町店」(群馬県館林市)と、店舗業務の効率化を目指して導入を進める「新型POSレジ(販売時点情報管理用金銭登録機 ATLAS POS)」だ。

ローソン館林木戸町店では、建設に関わった、(株)ツードッグス、(有)ケミカルデザイン一級建築士事務所、廣瀬隆志建築設計事務所も受賞した。

同店は、厚板の国産材CLT(直行積層集成材)を店舗の構造や内装に使用することで、建物の断熱・調湿・蓄熱性能を向上させた。また、最新の省エネ施策や太陽光発電設備も導入している。外部調達する電力量は、2016年度の標準的な店舗に比べて約6割を削減できる見込みだ。

評価コメントは「コンビニエンスストアという、現代では最も開かれ、一般の方々のアクセスの頻度が高い建築物において、木造化が推進されることの社会的なインパクトは大きい。あわせて、省エネについても前向きな努力がされているのも好感が持てる。法規的な困難さは伴うと思うが、より利用者のアクセス頻度が高いと思われる都心のビル組み込み型の店舗においても、同種のチャレンジを期待したい」。

新型POSレジは、ローソンと日本電気(株)が受賞企業だ。

これは、対面カウンター型店舗向けの省スペースPOSデザインのレジ。フルタッチ型の縦型15インチディスプレイを採用した。設置面積は従来に比べて約54%の削減となり、カウンタースペースを広く確保できる。

評価コメントは「マッシブな塊に造形処理を施して機能体を形成する従来の構成法を採らずに、インターフェースとしての液晶画面とそれを支えるアーム部・制御部・基底部の各ユニット間の相互の関係性で本体全体を機能的に構成している。これにより、煩雑な店舗空間にあってもフットプリントやボリュームを抑えて環境に溶け込む製品に仕上がっている」。

小売業の店舗や商品、システムが評価されるのはうれしいことだ。

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