ファミマnews|チルド・米飯の2室2温度帯対応「EVトラック」を試験導入

(株)ファミリーマート(東京都豊島区、澤田貴司社長)は、商用車では初となる2室2温度帯(チルド/米飯配送)架装、CHAdeMOVer1.2対応のEVトラックを試験的に導入する。

CHAdeMOは、EVの急速充電方法の商標名で、急速充電規格の国際標準である。Ver1.2は150kWまでの急速充電に対応した最新規格になる。

現在ファミリーマートでは、CNGトラックやハイブリッドトラックなど、低公害車・低燃費車の採用、エコドライブ管理システムの導入、統廃合による製造・物流拠点集約の推進、ドライバー教育の実施など、多角的な取り組みによってCO2削減を実践している。

今回の実証実験は、三郷中央定温センター(埼玉県三郷市)において行われ、CHAdeMO1.2対応のEVトラック1台を導入する。

また、CHAdeMO1.2対応の大出力急速充電器を使用し、最大90kWの出力で1時間以内の急速充電を実現する。

検証期間は2019年1月から2年を予定している。24時間稼働・1日3便の高負荷・高稼働状況下でのEVトラックの実用性の検証、急速充電器を用いた運用スキームの構築を目指す。

当面は1台で実験を開始するが、期間中に増車して複数台で運用することも検討している。

■EVトラック(エルフEV)概要
車型/NPR
GVW/7.5ton未満(積載2.95ton)
最大出力/110kW
最大トルク/305Nm
バッテリー/40kWhx2
冷凍機/加温機能付電動冷凍機
コンテナ/可動式2室保冷コンテナ

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