ハローズnews|食品産業もったいない大賞「農林水産省食料産業局長賞」受賞
(株)ハローズ(広島県福山市、佐藤利行社長)は12月23日(日)、農林水産省が主催する第6回食品産業もったいない大賞 の「農林水産省食料産業局長賞」を受賞した。同社のフードバンク提供促進の先進的な取り組みが評価された。
ハローズでは4年前から、食べられる商品の廃棄に対して、従業員から「もったいない」の声が上がったことを機に、店舗が所在する各地区のフードバンクへ、消費期限内だが二重包装破れやラベル汚れなどの理由で販売できない商品を提供してきた。地域のフードバンクでは子ども食堂などの支援団体へ食料品の配荷に取り組んでいる。
従来は全店舗から自社物流センターへ集めた商品を、フードバンクに提供していた。しかし、提供量が増えるに従って、フードバンクへの負担が大きくなった。
そこで、近隣の店舗から、フードバンクや支援団体へ直接提供する「ハローズモデル」へと変更した。これによって、フードバンクの負担を大幅に軽減でき、消費期限が近い商品を提供することもできる仕組みになった。
こうした活動が受賞につながった。
第6回食品産業もったいない大賞には、ハローズのほかに、小売業では(株)セブン&アイ・ホールディングスの「サステナビリティ経営~社会課題の解決と企業価値向上を両立させるために~」という取り組みで「審査委員会委員長賞」を受賞している。