ニトリnews|社員育成に向け「人材マネジメントプラットフォーム」を構築
(株)ニトリホールディングス(札幌市北区、白井俊之社長)は、最適な人材登用と社員の学習支援をするため、新たな人材マネジメントプラットフォームを構築する。2019年秋から稼動開始する予定だ。
このプラットフォームは、ワークデイ(株)(カリフォルニア州)の企業向けクラウド型財務・人事アプリケーション「Workday Human Capital Management」を導入し、さらに(株)グロービス(東京都千代田区)の「グロービス・ラーニング・プラットフォーム」とニトリ大学(※)とが提携して、構築される。
ニトリは人材マネジメントプラットフォームを構築することにより、以下の3つを実現するとしている。
①人材情報の一元管理と見える化
②人事システムと連動した学習プラットフォームの整備
③配転教育の精緻化
具体的に説明すると、①は社員の経歴やスキル、キャリア志向などの情報を管理することによって、ニトリの多岐にわたる事業に対して最適な人材登用を実現する。②は、社員のキャリア志向に応じた経営知識・ビジネススキルを動画で学べる「グロービス学び放題」を社員の在職中、ずっと提供することにより、自発的かつ継続的な学習支援を実現する。そして③は、個人の学習内容と学習進捗のデータを、ニトリの製造部門・物流部門・IT部門・小売部門での人材登用の最適化に活用することで、多数精鋭組織を目指す。
※ニトリ大学は、ニトリ独自の人材育成機関、いわゆる企業内大学。学ぶ意欲のある社員全員に教育の機会を提供している。「Global」「Nitori Core」「Technology」3つの教育テーマを柱に、多彩なカリキュラムを用意する。社員一人ひとりが自らのキャリアステップに沿って受講することで、それぞれの特性を活かしたスペシャリストへとステップアップするための教育体系だ。