イオンnews|北陸電力と「災害時における相互支援に関する協定」5/23締結

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)と北陸電力(株)は、5月23日(木)に「災害時における相互支援に関する協定」を締結した。

本協定の3つの概要は以下のとおり。

第1は、両社は、相互の密接な連携・協力により、大規模災害への備えとなる防災力の向上を図り、災害復旧対策について円滑に実施する。北陸電力は自治体からの要請を受けた場合、自治体が指定するイオンの施設への応急送電を行う。

第2に、地震などによる大規模災害が発生した場合、イオンは北陸電力からの要請に基づき、災害復旧要員向けの食糧、日用品等などの支援物資の提供と、復旧拠点設営用のスペースとして駐車場の貸与を行う。また、北陸電力は自治体からの要請に基づき、イオンが設置した一時避難場所に電力供給を行う。

第3に、両社は相互支援を円滑に実施するために、平常時から相互の連絡体制の交換や必要に応じて訓練を行う。

イオンは、これまでも巨大地震や津波を想定した大規模な防災訓練を継続的に実施するなど、事業継続に備える取り組みを積極的に進めてきた。2016年3月には、東日本大震災以降の防災への取り組みを踏まえて、「イオングループBCM(事業継続マネジメント)5カ年計画」を策定して、「情報システム」「施設」「商品・物流」「訓練」「外部連携」の5つを重点分野として推進している。

北陸電力は、災害発生時の電力の早期復旧は重大な責務であることから、復旧作業への支援体制の強化を進めいる。災害対応力の維持・向上を図っていて、その一環として幅広い分野の企業や団体との連携を進めている。

内閣府から指定公共機関に認定されている両社が本協定を締結することで、大規模災害が発生した際の支援活動を円滑に行い、地域社会へさらに貢献していくことが可能となる。

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