ライフnews|アマゾンと協業/Prime Now会員への商品販売を年内開始

(株)ライフコーポレーション(東京本社:台東区、岩崎高治社長)と、アマゾンジャパン合同会社(東京都目黒区、ジャスパー・チャン社長)が協業する。

ライフはアマゾンが運営するAmazonプライム会員向けサービス「Prime Now(プライムナウ)」に食品スーパーマーケットとして国内で初出店する。Prime Nowは最短2時間で商品が届く配送サービスが売りだ。東京都内の一部地域での販売を今年中に開始する予定だ。

アマゾンにとっては、Prime Nowで扱う生鮮食品の品揃えが大幅に拡充される。ライフにとっては、これまでライフに馴染みのなかったお客を獲得できる。互いにメリットは大きい。

アメリカではアマゾンがホールフーズを傘下に入れて、生鮮食品・デリのデリバリーや店頭ロッカー配置など、ホールフーズのリアル店舗の良さを活かしている。

単体でスーパーマーケット日本最大企業のライフは首都圏と大阪を中心とした都市部出店戦略を採る。Prime会員の新規獲得という面から見ると、アマゾンにとってマーケットにおけるラストワンマイルはさらに強化されることになる。

【結城義晴の述懐】いよいよ、来た。そんな感じだ。アメリカでホールフーズマーケットを傘下に収めたアマゾン。日本でもスーパーマーケットチェーンを物色していた。もちろん買収や資本参加という形にはこだわらずに。そこにライフが手を挙げた格好だ。ライフにとってもアマゾンのネット販売によって、売上げは拡大するし、市場占拠率は高まる。「アマゾン・イフェクト(Amazon Effect)」と恐れるだけでなく、懐に飛び込んで、成果を得る。このラストワンマイルは勝者総取りの様相を呈する(?!)可能性があるからだ。それは月刊商人舎5月号特集「ラストワンマイルの優勝劣敗」をご覧いただきたい。

関連カテゴリー

戦略 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧