ワークマンnews|独自性のある優れた戦略で「2019年ポーター賞」受賞
(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)が「2019年ポーター賞」を受賞した。ポーター賞は、一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略研究専攻が主催し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)と、(株)ピー・アンド・イー・ディレクションズが協賛している。
ポーター賞とは、2001年に創設され、独自性のある優れた戦略を実践し、高い収益性を達成、維持している企業・事業を毎年表彰している。
賞の名前は、競争戦略論の第一人者であり、長年にわたり日本企業に関心を寄せ、一橋大学との共同研究の歴史を持つハーバード大学のマイケル E. ポーター教授に由来する。マイケル E. ポーター教授および、ハーバード大学教授・一橋大学名誉教授の竹内弘高氏は、アドバイザリーボードとしてポーター賞に参画している。
受賞理由は以下6点だ。
1.専門店として1700アイテム、9000SKU以上を扱い、防水、防風、防寒などプロ仕様の製品を低価格で販売する。
2.製品寿命が長く、売り切りのための値引きや廃棄をしない。
3.売場を全国共通にすることで業務を効率化した。
4.地域や店ごとのニーズの違いには、高頻度配送で対応する。
5.店舗は2人で運営することが可能で、フランチャイジーの事業性も良い。
6.近年、アウトドアやスポーツテイストのデザインを取り入れ、アウトドア派やバイカーなどへの販売も増やしている。
ワークマンは、フランチャイズシステムにより、建設技能労働者向けを中心としたワークウエアやワーク関連用品の専門店チェーン「ワークマン」「ワークマンプラス」を848店舗(9月25日現在)展開している。