セブンーイレブンnews|移動販売「あんしんお届け便」12/18に岡山初稼働

(株)セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)は12月18日(水)から、移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」の運用を岡山県備前市のセブン‐イレブン備前伊部店で開始する。岡山県では初の稼働となる。月曜日から金曜日の週5日間、販売場所は伊部、片上、片口、桜ヶ丘、東片上、久々井エリアを予定している。

少子高齢化や人口減少の進展にによって、いわゆる「買い物難民」は激増している。同社ではそういう地域の住民を支援するため、この事業に取り組んでいる。

移動販売車は、同社が独自に開発した。機動性の高い四輪駆動車を使って、4つの温度帯で商品管理をしながら配送する。常温(加工食品等)、20℃(おにぎり等の米飯類)、5℃(サンドイッチ等のチルド商品)および、マイナス20℃(アイスクリーム等)である。この4温度帯がセブンあんしんお届け便の特徴だ。

販売する商品はおにぎりや弁当、サンドイッチのデイリー商品をはじめ、ソフトドリンクやカップ麺の加工食品、アイスクリーム・冷凍食品など、コンビニの品揃えの中核商品で合計約150アイテム。

2011年5月の茨城県東茨城郡城里町のセブン‐イレブン常北下古内店から開始し、現在、全国1都1道2府33県で101台が稼動している。

【結城義晴の述懐】移動販売は拠点となる店舗、あるいは配送センターが勝負を決する。セブン-イレブンはその意味で、日本で最も多数の拠点を、しかもいい立地に有するチェーンストアである。移動販売の最右翼に位置づけられる企業と考えられるが、いかんせんフランチャイズチェーンであるから、加盟店オーナーの納得性ややる気が不可欠となる。相次ぐ本部の失態で、その加盟店との関係も以前ほど強固なものではなくなりつつある。しかし顧客や買い物難民の側から見れば、このサービスが便利であり、社会的意義が大きいことは間違いない。

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