ウォルマートnews|新入社員の時給を11ドルから12ドルに引き上げ
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は500店舗で、新入社員の時給を11ドルから12ドルに引き上げた。
同時にレジ係、在庫棚の補充係やデリ売場を助ける新しい職種を「チーム・アソシエーツ」として導入した。これまで部門別に別れて仕事をしていたが、今後はチームで協力して仕事をする。また、アシスタント・マネージャーやカスタマーサービス・マネージャーの職種をなくし、新しくアカデミー・トレーナー、チーム・リード、コーチ、ストア・リードなどの職種を設けた。社員は幅広いトレーニングを受けるため、昇進機会も広がる。
ウォルマートは、アメリカで150万人を抱える最大の雇用主だが、賃金が安く、「飢餓に陥る給料」と揶揄されてきた。今回時給を12ドルに引き上げたが、まだアマゾンとコストコの時給15ドルを下回っている。ターゲットは時給13ドルに設定されているが、年内にも15ドルに引き上げる予定だ。