日生協news|2018年度レジ袋削減率82%/レジ袋徴収のレジ精算方式が最多
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、本田英一代表理事会長)は、「2018年度生協のレジ袋実態調査」を実施した。39生協870店舗を対象に2018年4月から2019年3月までの1年間の削減状況を調査している。
レジ袋は2020年7月に有料義務化となる。それに備えて、各生協がどのようなレジ袋削減のための対策を取っているのか。その実態を把握するのが調査の目的だ。
調査では、全国の生協のレジ袋の削減率は82%となり、その削減枚数は3億9000万枚だった。
レジ袋を削減するための方法として最も多く採用されているのは、購入した商品と一緒にレジ袋代金をレジで支払う「レジ精算方式」だ。870 店舗のうち745 店舗が採り入れていた。このレジ袋代金を支払ってもらっている店舗の削減率は88%に上る。
レジ袋代金箱などを用意する「募金方式」やレジ袋辞退者にスタンプやポイントを付ける「スタンプ・ポイント方式」、マイバック持参者に割引などする「マイバッグ持参による還元」などの方式をとっている店舗に比べて、レジ精算方式の方が削減効果が高いことがわかった。
また「レジ精算方式」に取り組んでいる店舗では、レジ袋の金額を2円~5円で設定しているが、2円では削減率が83%なのに対し、5円では93%と、金額が高いほど削減率が高かった。