三越伊勢丹news|相模原店跡地を野村不動産に売却

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)と、相模原店跡地の土地・建物について優先交渉権者のあった野村不動産(株)(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)とが2月3日、売買契約を締結した。神奈川県川崎市都市整備課が発表した。

伊勢丹相模原店は1990年9月25日、小田急線「相模大野」駅前に開業した。売上高は96年に377億円を記録したが、その後は百貨店離れや周辺地の商業施設に押され、低迷した。そして2019年9月30日、29年の歴史に終止符を打ち、閉店した。

三越伊勢丹HDでは不採算百貨店を閉鎖した後、構造改革が進められているが、今回の譲渡益はその原資になる。野村不動産としては手ごろな価格で再開発の土地が取得でき、相模原市としては、跡地の再開発によって賑わいを取り戻せる。とくに、グリーンホール相模大野に通じる建物内の通路確保を条件としていた相模原市では、そのめどが立ち、市民の理解が進むとしている。

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