アインnews|メディパルと新たな医薬品流通モデル構築へ、3月に7店舗で実験

(株)アインホールディングス(札幌市白石区、大谷喜一社長)は、(株)メディパルホールディングス(東京都中央区、渡辺秀一社長)と連携して、新たな医薬品流通モデルの構築に向けた取り組みをスタートする。

取り組みは3月中旬から、東京都・埼玉県内のアイン薬局7店舗で開始する。

地球温暖化による気候変動が全世界的な課題となっているなか、企業の事業活動においてもSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の意識と行動が必須となってきている。

両社はこれらの課題に対して、メディパルの持つ卸の物流機能と、アインの保険薬局の店舗サービスにおけるノウハウを活かし、従来の商習慣にとらわれない医薬品流通モデルの構築を目指す。

取り組みは大きく3つある。
1つ目は、保険薬局ごとに最適な医薬品の在庫量を分析・管理し、両社間の受注・納品業務を減らす。これにより車両燃料に起因するCO2排出量を大幅に削減する。

2つ目は、医薬品の納品・検品・棚詰めなどの作業を効率化し、物流に係る従業員の労働生産性を向上させ、薬剤師の本来業務への時間創出を図る。

3つ目は、納品・検品の回数を大幅に減らすことをはじめとした効率的な物流を追求することにより、多様化する働き方のニーズに対応できる環境をつくる。

アインホールディングスは、2019年4月末現在、店舗数は調剤薬局1132店舗、コスメ&ドラッグストア54店舗を展開している。

 

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