平和堂news|食品売場の入場制限とレジ運営に関するコロナ追加対策発表
(株)平和堂(滋賀県彦根市、平松正嗣社長)は4月24日、COVID-19感染拡大の緊急事態宣言の全国発令が長期化する予想のなかで、新たなコロナ対策を発表した。内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策推進室」から全都道府県知事に対して「事務連絡」が発信されたタイミングだった。
店舗の食品売場では2つの追加措置をとる。
1.食品売場での入場制限の実施および混雑・閑散時間帯の案内
(1)食品売場で入場制限
・緊急事態宣言が発令されて以降、曜日や時間帯によっては売場やレジが一時的に混雑する場合があるため、感染拡大のリスクを減少させることを目的に、食品売場での入場制限を実施する。
・売場やレジの混雑具合、また、店舗や売場ごとに設定する入場制限人数を超えた場合など、運用は状況に応じて柔軟に対応する。
(2)混雑・閑散時間帯案内店頭ポスターの掲示
・来店時間の分散を目的に、混雑する時間帯と比較的空いている時間帯を記載したポスターを店頭に掲示する。もちろん時間帯は店舗ごとに異なる。
2.スムーズなレジ運営と感染防止を目的とした食品レジでのサービス態勢の変更
(1)レジの増設(予備レジの設置)とサッカー台の増設、およびレジサービス2人体制の見直し
・店内にレジの予備在庫がある店舗など、可能な範囲でレジおよびサッカー台を増設し、レジ待ちによる混雑の緩和に努める。
・レジ増設に伴って1人態勢を基本として運営する。ただしレジ混雑時などはスムーズな采井を図るために2人態勢も採用する。
(2)レジトークの見直し
・商品価格を読み上げながらのレジスキャンは中止する。
(3)会計時のサッキングサービス(袋詰め)の見直し
・エコバスケットなどの買物カゴタイプのみサッキングサービスを実施する。
・袋状のレジ袋など(エコバッグ、トートバッグなど含む)を使用する場合は、顧客自身で袋詰めしてもらう。袋詰めが困難な場合は、もちろん対応する。
(4)金銭やカードなどの受け渡し時の応対見直し
・現金やカードなどの受け渡し時には、基本的にコイントレーを使用する (設備がある場合)。
(5)買物カゴのお運びの見直し
・サッカー台への買物カゴの運搬は、中止する。顧客自身での運搬が困難な場合は、対応する。
(6)食品レジ係の原則手袋着用
平和堂では店舗運営面で以下の13項目の感染拡大防止の対応を実施してきた【実施日】。
(1)営業時間の変更【4/6~】
(2)チラシ配布・配信の自粛【4/8~大阪府・兵庫県】
(3)個店イベントの自粛【2/22~】
(4)ソーシャルディスタンスに基づいた店舗運営の実施【4/4~】
(5)顧客用アルコール消毒液の設置【2/25~】
(6)店内一部設備の使用中止(トイレ内のハンドドライヤーの使用中止【2/25~】、フードコート、イートインコーナーも座席の間隔を確保【4/7~】)
(7)レジに透明シートを設置【4/12~】
(8)顧客と接する機会の多い売場や接客担当者のフェイスガードの着用【4/11~】
(9)レジ係の手袋着用【4/9~】
(10)試食提供・クッキングサポートをすべて中止【2/25~】
(11)商品販売方法の変更【2/25~】
・バラ売り販売中止【2/25~】
・鮮魚売場のトングを1時間ごとに交換 【2/25~】
・化粧品売場のタッチアップ活動の中止【2/25~】
・化粧品売場などでのテスター、サンプルの撤去【3/10~】
・ランファン売場でのフィッティングサービスの自粛【3/17~】
・玩文具売場での変更(大型ゲーム機およびゲームデモ機の使用を中止)【4/22~】
(12)平和堂旅行センターの営業休止【4/23~5/6】
(13)HOP カード会員様新規募集の中止【4/22~】
また従業員への取り組みでは次の12の対応を行っている。
(1)全従業員のマスクの着用【2/28~】
(2)手洗いおよびアルコール消毒の徹底【2/25~】
(3)手洗い・うがい励行【2/25~】
(4)健康観察の実施【2/25~】
健康観察票によって体温、倦怠感、味覚・嗅覚異常など、健康チェックや体調管理を徹底する。
(5)社内会議・研修・出張などの中止、または延期【2/22~】
(6)本部従業員の時差出勤の推奨【4/25~】
(7)本部従業員のテレワーク、在宅勤務の推進【4/16~】
(8)本部従業員の店舗応援の実施【4/8~】
(9)WEB会議の推進【4/13~】
(10)公共交通機関での通勤から車通勤への変更許可【4/16~】
(11)妊婦が休業を希望する場合に対応し、特別休暇制度を導入【4/22~】
(12)店舗従業員に対する特別感謝金の支給【4/24】