イオンリテールnews|5/25「スキャッチ」導入で生鮮品の配達地域拡大

イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は5月25日(月)、同社が運営するネットスーパー「イオンネットスーパー」の生鮮食品を含む宅配に、AI(人工知能)を活用した宅配サービス「Scatch!(スキャッチ)」を導入した。生鮮品を取り扱う地域を広げることで潜在需要を取り込む狙いだ。

スキャッチはソフトバンク(株)のグループ会社であるMagicalMove(マジカルムーブ)(株)(東京都港区、武藤雄太社長)が提供する。

スキャッチが導入されたのは、近隣に「イオン」や「イオンスタイル」の店舗がない東京都内の一部エリアだ。このエリアでは宅配はこれまで日用品や調味料など常温品に限られていた。新型コロナウイルス感染拡大で外出が制限されるなか、スキャッチの導入によって、これらの地域に居住する顧客も「イオンネットスーパー」で生鮮食品を購入できるようになった。

スキャッチはAIを活用した効率的な配送によって、1時間または2時間単位で時間指定が可能な宅配サービスだ。午前6時から午前0時までの宅配に対応する。

顧客が「イオンネットスーパー」で商品を注文すると、スキャッチの配達スタッフがイオンの配送センターまで品物を取りに行き、顧客の自宅まで配達してくれる。顧客はスキャッチのウェブサイトから配達車両の位置情報や到着までの残り時間を確認することができる。サービスの価格は購買1件当たり税別500円。


〈スキャッチのスマホアプリのイメージ〉

関連カテゴリー

戦略 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧