セブン&アイnews|神奈川県初の「ペットボトル回収機」藤沢市15店舗に設置

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)は神奈川県内のコンビニエンスストアで初となる「ペットボトル回収機」を、藤沢市内のセブン‐イレブン15店舗に設置する。目的は、限りある資源の有効な活用とプラスチック対策である。

神奈川県藤沢市は、「海や自然と共生する街をみんなで育てていきたい」という理念を掲げ、年間を通して海岸清掃などの環境活動を実施している。また、公益財団法人日本財団は様々なステークホルダーとともに海洋ごみ対策を推進している。一方、セブン‐イレブン・ジャパンは、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」のもとでプラスチック対策の一つとしてペットボトル回収機設置を推進している。三者が互いの活動に賛同したことで、産官民が連携するこの取り組みが実現した。

地域社会と一体となったペットボトルリサイクル活動に取り組み、“循環型社会”の実現と海洋ごみの削減を進めていく。

■「資源循環に係る協定」での三者の役割

        

このペットボトル回収事業では、ペットボトルを再原料化し、もう一度ペットボトルに戻す「ボトルto ボトル」によるプラスチックのリサイクルを実現させる。

藤沢市、日本財団、セブン‐イレブン店舗はそれぞれの役割を担う。藤沢市は広報誌を通じて、セブン‐イレブン店舗でのペットボトル回収の周知と正しい分別方法の浸透を図る。店舗からの資源回収と運搬、1次保管業務を担う。日本財団は、セブン‐イレブン店頭に設置するペットボトル回収機について、本体費用の半分を負担する。セブン‐イレブン店舗は回収機の運用と回収資源の管理を行う。

ペットボトル回収機は(株)寺岡精工が開発した。サイズは幅650㎜、奥行き500㎜、高さ1330㎜で、500mlのペットボトル約280本を収容できる。

セブン‐イレブンでは、2017年から店頭への「ペットボトル回収機」の設置を開始し、東京都、埼玉県、茨城県、沖縄県内の407店舗で稼働している。

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