ユニクロnews｜中国国際輸入博覧会に初出展/LifeWearの芸術と技術を披露

(株)ユニクロ(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は11月5日～10日の期間、中国・上海で開催された中国国際輸入博覧会(CIIE)に出展した。

ユニクロのコンセプトであるLifeWearを紹介する展示会としては、ニューヨーク、パリ、ロンドンに続くものだが、中国では初となった。

〈展示ホールの全景〉

｢明日のミュージアム」と題した展示では、LifeWearが体現するアートと技術を、消費財の展示としては最も広い1500㎡のスペースを使って披露した。ユニクロの代表的な商品の背後にあるイノベーションや技術、高品質な服をつくるための匠の技、サステナビリティへの取り組みを展示したほか、伝説的デザイナーであるジル・サンダー氏とのコラボレーションによる新たな「+J」コレクションを初めて公開した。

世界最大のネット通販セール「独身の日」(11月11日）に向けて、ユニクロのオンラインとオフラインを融合した取り組みを紹介した。

展示内容は以下の通り。
•+J
11月13日に発売する「+J 2020秋冬コレクション」を、世界で初めて一般公開した。伝説的なデザイナーであるジル・サンダー氏とのコラボレーションが復活し、彼女のシグネチャーであるモダンなスタイルを、ウィメンズ、メンズともに展開する。

•巨大ウルトラライトダウンジャケット
宙に浮く巨大なウルトラライトダウンジャケットを展示した。ウルトラライトダウンジャケットには、東レの特殊な高密度ナイロン織物を採用し、生地に特殊加工を施している。

•インナー
エアリズムの機能が湿気や熱気を放出し、衣服内環境を快適に保つことを実験で実証した。2003年の発売以来、世界中で愛されているヒートテックの発熱・保温技術も紹介した。

•3Dニット、ブロックテック
ホールガーメント®️技術を生かした3Dニットの編み機を中国で初めて公開し、縫い目なく編み上げ、すっきりときれいなシルエットを実現する画期的な技術を紹介した。ブロックテックも紹介し、防風、防水、透湿機能を備えた高機能ユーティリティアウターの防寒性を実験で実証した。

•UT
世界各国のポップカルチャーやグラフィックスを取り入れ、着る人の個性を表現するグラフィックTシャツブランド「UT」を展示した。

•サステナビリティ
｢服のチカラを、社会のチカラに。」を掲げるユニクロのグローバルで持続可能な開発とイノベーションの取り組みを展示した。ジーンズの生産工程で使う水を大幅に減らす「BlueCycle（ブルーサイクル）」の技術を世界で初めて披露した。

■ジーンズの歩みを振り返るコーナーで展示された6種類のジーンズ

■デジタル技術を活用したユニクロのサービスを体験できるコーナー