ユニクロnews|UNIQLO PARK横浜ベイサイド店建築物の意匠登録第1号取得

(株)ユニクロ(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は、「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」の建物のデザインにおいて、4月1日に施行した改正意匠法で認められるようになった「建築物の意匠」の第1号登録を取得した。また、6月に開業した「ユニクロ 原宿店」の、UTの世界観を体験できるフロア「UT POP OUT」は、内装の意匠登録が認められた。

近年、企業が店舗の外観や内装に特徴的な工夫を凝らしてブランド価値を創出することで、サービス提供や商品販売に活用する取り組みが増えている。そこで2019年に意匠法が抜本的に改正され、2020年4月から、建築物の外観デザインが意匠権で保護できるようになった。また、机やいす等の組み合わせや配置、壁や床等の装飾により構成される内装デザインも、全体として統一的な美感を起こさせるようなときは、一つの意匠として意匠権で保護することができるようになった。

 

UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店の屋上面は、スロープ状になっていて、すべり台やジャングルジム、ボルダリングやクライミング設備を備えた公園になっている。屋上面から店舗内の各フロアへのアクセスも可能である。「PLAY」というグランドコンセプトのもと、ユニクロとジーユーの店舗を公園にするというビジョンをトータルプロデューサーの佐藤可士和氏が構築し、基本構想とデザイン監修を建築家の藤本壮介氏が担当した。遊具は、教育玩具販売を手掛けるボーネルンド社と連携した。

ユニクロ 原宿店の「UT POP OUT」は、1階の入口を兼ねた世界最大級のUT専用売場として、トータルクリエイティブディレクターの佐藤氏と共にデザインした。さまざまなアーティストやブランドとコラボレーションした最新のUTアイテムを展示・販売し、アートやカルチャーの情報発信拠点と位置付ける。UT商品が陳列されたショーケースの間にLEDの赤いメッセージが流れ、店舗奥の巨大スクリーンに最新のUT映像が流れる内装はアート作品のようだ。

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