オイシックスnews|保育園向け食材宅配サービスに「CoDMON」導入

オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)は、(株)コドモン(東京都港区、小池義則社長)と連携して子ども施設向けICTシステム「CoDMON(コドモン)」を保育園への食材提供事業サービスに導入する。2月17日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県において先行して開始し、順次全国に拡大する予定だ。

こども施設向けICTシステム「CoDMON」は、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、子どもたちと向き合うゆとりを持ってもらうための各種支援ツールを提供するSaaS(サース)だ。SaaSは「Software as a Service」の略で、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと。

「CoDMON」は、園児情報と連動した成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理や、保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に省力化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしている。また同時にベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションも提供している。保護者アプリでは施設との連絡機能のほか、子どもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い機能といったサービスを展開している。

〈オイシックス・ラ・大地×コドモンの連携〉

保育事業従事者の業務負担は多岐にわたっており、多くの保育園で運営上の課題となっている。今回のこの連携では、コドモン管理画面上で食材の発注がワンストップで可能になるとともに、発注先の確保も可能になる。保育従事者の業務負担を軽減できれば、保育従事者は本来の保育業務に専念できる。

また、コドモンの保護者アプリを通じて、給食情報を保護者と共有することができる。食材発注と合わせてオイシックスが提供する献立とも連携でき、より業務の負担軽減につなげることが可能になる。

コドモンは、保育業務支援システムの開発・提供を行う。2021年1月末時点で、全国約6800施設、保育士約12万人が利用している。全国101の自治体で導入、または実証実験の導入が決定している。

オイシックス・ラ・大地の保育事業向け食材宅配サービスは、保育園施設への食材宅配として2015年にスタートした。受発注システム「おまかせぼーや」を導入し、食材、必要人数、納品日を入力するだけで、受発注が完了する。2017年2月からは、管理栄養士による献立提供と栄養相談のサービスを無償で行っている。また、食育のサポートも推進している。

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