バローnews|オリックス・北陸電力と協業で太陽光発電システムを2店舗に導入
(株)バローホールディングス(岐阜県多治見市、田代正美会長兼社長)とオリックス(株)(東京都港区、井上亮社長)と北陸電力(株)(富山県富山市、金井豊社長)の3社は、BCP(事業継続計画)機能を備えた太陽光発電システムの第三者所有モデル(PPAモデル)を北陸のバローグループ 2 店舗に導入し、稼働を開始した。
PPAモデルは、第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデルだ。今回、福井県越前市にある「スーパーマーケットバロー武生店」と石川県金沢市の「スーパーマーケットバローゆいの里店」をPPAモデルを導入した。
オリックスは、各店舗に太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムを設置・運営し、太陽光によって発電された電力を各店舗に供給する。北陸電力は、本サービスのアレンジャーを担うとともに、太陽光発電のみでは賄えない消費量の電力を店舗に供給する。
一方バローホールディングスでは、再生可能エネルギーの利用により、PPAモデルの設置前と比較してCO2排出量を15~20%程度の抑制が可能となる。また、落雷や災害などの非常時に停電が発生した際でも、蓄電システム(容量159kWh)から自動的に供給される電力で店舗運営を継続し、食料品や生活用品を地域の顧客に販売することが可能になる。
3社は今後、導入店舗の電力使用データおよび機器稼働データを活用し、バローホールディングスの店舗間での電力融通や地域における電力の需給調整など、大型蓄電システムを活用した新たな取り組みも検討していく。