ニトリnews|国内物流網再構築の一環として「石狩DC」を開設
(株)ニトリ(札幌市北区、白井俊之社長)は、北海道石狩市に新たに物流センター「石狩DC(ディストリビューションセンター)」を開設する。敷地面積は3万1661坪、延床面積は2万3228坪のセンターで、2022年5月30日の竣工を予定している。運用は (株)ホームロジスティクス(札幌市北区、柳川弘之社長)が担う。
ニトリは2025年までに国内物流センターを再構築する計画だ。この石狩DCはその第一段階になる。
ニトリの発祥の地である北海道内の物流では、これまで札幌市手稲区にある札幌DC建屋の増設、外部倉庫の賃貸借、他の物流センター拠点との在庫分散などで対応してきた。しかし、今後の出店加速や、顧客のライフスタイル変化に伴うEC需要拡大などが予想される。札幌DCより延床面積を広く確保できる石狩DCに機能を移転していくことで、入出荷機能の拡充、商品輸送によるCO2排出抑制やコスト削減を図っていく。
石狩DCは、札幌DCから約 11kmの地点に位置する。札幌圏内にあり、石狩湾新港へのアクセスもよく、北海道の物流拠点として広域配送にも最適な立地だ。ニトリでは取り扱う品目の90%以上を海外から調達しているため、海外から国内物流センターまで物流の効率向上効果が見込めるとしている。
■石狩DC(仮称)
所在地/北海道石狩市新港南2丁目725-2
構造/S造、耐震構造、地上1階建
敷地面積/10万4664㎡(3万1661坪)
延床面積/7万6786㎡(2万3228坪)
着工時期/2021年5月24日予定
竣工時期/2022年5月30日予定