PPIHnews|マシュマロ社を「カイバラボ」に商号変更/新CXOに竹田正樹氏
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長CEO)は、グループ会社の(株)マシュマロ(東京都目黒区、軽部哲也社長)の商号を、7月16日(金)に、「株式会社カイバラボ」(英文:KaibaLab Corporation)に変更したと発表した。
PPIHでは2019年10月7日にマシュマロ社を設立。小売業の新たな時代への対応、よりよい店舗体験、お客理解を深めるためのイニシアチブである「マシュマロ構想」を掲げて、とくにデジタル・データ領域におけるさまざまな経験や知見を有する社外の人と連携し、AIを掛け合わせたプライシングモデルの構築やアプリを起点とした顧客接点創出・サービス提供に関する検討を進めてきた。この当初の「マシュマロ構想」はその役割を果たしたと判断。
7月1日に始まった新年度に当たり、社名を一新、また、グループ全体のデジタル戦略の構築を担うCXO職を新たに設置し、デジタル施策の本格化に向けて始動していく。
売場をお客が商品を買う場「買い場」とし、その「カイバ」の実験・研究を行うこと。またラボは、研究所(英:laboratory)を指す。つまり新会社の機能をPPIHグループの「海馬(カイバ);頭脳の中枢」と位置づけて、新社名は2つのキーワードを合わせた造語「カイバラボ」とした。
また新CXOには竹田正樹氏が就任する。CXOは、Chief X Officerの略称。あえて“X”のまま表記したのは、CXOが“A:アナリティクス”、“D:デジタル、データ”、“M:マーケティング”、さらにそれぞれの分野を融合し顧客体験全体を創出する意味での“X:エクスペリエンス”といった、横断的な視座をもって課題解決に挑んでもらうことへの期待を込めたという。
■竹田正樹氏略歴
2003年 カンザス大学大学院応用行動科学研究科 博士課程 単位取得満期退学
2003年 (株)デアゴスティーニ・ジャパン入社
2006年 サイボウズ(株)入社
2008年 ヤフー(株)(現・Zホールディングス株式会社)入社
2011年 同社データサイエンスチームマネジャー
2015年 同社データコラボレーション戦略室室長
2017年 同社事業開発部・データコラボレーション部部長
2019年 ヤフー(株)事業開発部・データコラボレーション部部長
2021年5月 (株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスデジタル・データ戦略室室長(現任)、(株)マシュマロ取締役(現任)