三井不動産news｜ららぽーとTOKYO-BAYでAIカメラ等によるVMD実証

三井不動産(株)（東京都中央区、菰田正信社長）は、(株)NTTデータと(株)TSIホールディングスの協力のもと、AI等のデジタル技術を用いることで、商業施設に来館した顧客が、施設内の各店舗に対し、より魅力を感じて立ち寄りたくなる環境の実現に向けた実証を、10月15日（土）～11月28日（月）まで行う。

実証は、千葉県船橋市にある三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAYに出店中の、nano・universeららぽーとTOKYO-BAY店（TSIホールディングス）で、AIカメラのデジタル技術を活用し、データを解析することで、店舗への入店率を高めるVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)を検証する。

具体的には、AIカメラや赤外線センサーを設置し、店頭に設置したディスプレイやマネキン、デジタルサイネージといったVMDの要素やその組み合わせに対する顧客の実際の視線や行動（滞在時間や入店者数）から反応を計測して、どのパターンが最も反応が良いかを検証する。

この実証によって、店舗を通りかかった顧客に店舗の魅力がより伝わりやすく、新しい出会いが生まれやすくなる店舗設計に活かしていく。また実証で得られた知見は、ららぽーとTOKYO-BAYだけでなく、三井不動産が運営する全国の商業施設における今後のさまざまな取り組みに活用していく。

なお、商業施設を開発・運営するデベロッパーが出店中の店舗と協力し、AI等のデジタル技術を活用して店舗のVMDの最適化を図る取り組みは、三井不動産によれば国内初と言う。