U.S.M.Hnews|第3次中期経営計画発表/2025年度売上高7500億円
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、USMH)は2023年度を初年度とする第3次中期経営計画を発表した。
2020年から2022年までの第2次中期経営計画ではカスミのブランデ、マックスバリュおゆみの店に代表される店舗フォーマット改革を行ってきた。また、スキャン&ゴーを始めとしたデジタル技術の展開と知財蓄積を行った。
これらを踏まえて第3次中期経営計画では、社会が大きく変化する中で「私たちはどうありたいのか、どう転身すべきか」という根源的な問いに向き合い、サステナブルな将来像を徹底的に検討し策定された。3つのエンジンの確立により、独自の価値を創造しようとするもの。
第1エンジン(商品と店舗の変革=店舗収益の拡大)
差別化を目指す商品の変革と、デジタルを基盤とした店舗の変革により、新たな店舗フォーマットへ総合的に変革することで収益拡大を図る取り組み。
第2エンジン(アウトサイドデジタル=店舗外収益の拡大)
自社開発のデジタルの仕組みを用いて店舗ネットワークと商品調達力の融合を進める。スーパーマーケットが考えるOMOを実装・拡大し、オンラインデリバリー、移動スーパーなど店舗外に収益を求める取り組み。
第3エンジン(ビジネス領域の拡大)
イグニカが開発したデジタルの知的財産やビヨンドミートなど新規商材の販路開拓など新たなビジネス領域を開発し収益の流れを創出していく取り組み。
USMHでは3つの成長エンジンを回すことで、既存のスーパーマーケットの歴史と概念を尊重しながらも、それを越える事業構造、すなわち「Beyond Supermarket」を目指し、価値創造と持続的な事業成長を図る。
数値目標では2025年度売上高7500億円、営業利益220億円を掲げている。