ヨークベニマルnews|鮮魚のトリチウム濃度の自主検査を開始

(株)ヨークベニマル(福島県郡山市、真船幸夫社長)は国立大学法人茨城大学に、鮮魚のトリチウム検査に関する受託研究を依頼し、自主検査を開始することを発表した。

トリチウム検査を実施する目的は二つ。一つは、東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水放出開始後の福島県沖を中心とする太平洋沿岸の鮮魚のトリチウム濃度を測定し、情報を提供することで、顧客に魚を安心して食べてもらうこと。そしてもう一つは、ALPS処理水放出により予想される風評被害を防ぎ、地域の水産業を守ることである。

検査は、同社が継続的に提供する鮮魚の検体に対して、茨城大学大学院理工学研究科の鳥養祐二教授の研究室が確立したマイクロ波加熱法による迅速検査法を用いる。電子レンジを用いて鮮魚の水分を採取し、液体シンチレーションカウンターによってトリチウム濃度の基準値との比較を迅速に行う。

この受託研究は2023年8月24日から2024年3月31日の期間実施される契約だ。その後の延長については別途協議される。

また、検査結果はヨークベニマルのホームページで開示される。

<トリチウムの自主検査結果の開示例:8月31日(木)水揚げ分>

 

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