ノジマnews|生成AIの野島廣司社長「Bunshin」で社員とコミュケーション
(株)ノジマ(神奈川県横浜市、野島廣司社長)は、生成AIを活用して野島廣司社長の「Bunshin(分身)」を開発した。野島社長の企業経営者としての考え方や人生哲学を生成AIに掛け合わせ、主に社内向け人材育成、コミュニケーションツールとして活用する。
「Bunshin」は、(株)ハピネスプラネット(東京都国分寺市、矢野和男CEO)が開発した。各分野や業界のトップランナーの考え方や人生哲学を生成AIに体系的に組み込む新技術だ(特許出願済)。この「Bunshin」の技術を一企業専用としてカスタマイズして、初めてノジマが使う。
ノジマでは企業規模が拡大するなか、顧客ニーズや従業員の働き方の多様化などを背景に、個々の従業員が抱える悩みや課題意識も多岐にわたり、これらを直に社長へ相談できる機会が十分ではなくなってきた。社長とのコミュニケーションが常時可能で、かつ後世にも野島の理念や哲学を残せるものをつくりたいと考えて「Bunshin」プロジェクトを始動させたと言う。
「Bunshin×野島廣司」は、ノジマの従業員を対象とし、24時間365日、いつでもどこからでもスマホやPCからアクセスして利用できる。この生成AIには、野島社長の考え方や人生哲学などを文字に著した社内向け書籍『ノジマウェイ』を中心に、野島社長の著書『失敗のすすめ』(2011年9月、ダイヤモンド社)、過去の講話などのデータを学習させている。今後も生成AIをアップデートさせていく考えだ。