ワークマンnews|「Workman Colors」展開で地方、男性、路面店強化
「地方重視、男性客の強化、ロードサイド路面店の強化でアパレル大手と3つの逆張りをする」
(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)が2月20日に行った春夏新製品発表会の場で、土屋哲雄専務は語った。
ワークマンは#ワークマン女子店から「Workman Colors」への店名変更を発表した。土屋専務によると、2020年10月から展開した#ワークマン女子店で、女性向けベーシックウエアに手応えを感じた。
一方で、#ワークマン女子店で男性向けは、アウトドアやスポーツなどアクティブウエアが主流で、男女で商品のテイストが違っていた。また、地方では“女子”という店名が男性客にとって、ハードルになっていた。「Workman Colors」に変更することで、男性向けのベーシックウエアに注力することで、男女の客数比率を1対1にしていく。
男性向けベーシックウエアでは、「快適普段着」を掲げて商品を開発する。2月20日から発売された新製品の一つ「万能パンツ」は看板商品となる。コットンとウールライクの2つの素材で軽さとストレッチ性を備える。また、トップスにも合わせやすい万能さと1500円(税込)の価格が特徴。
「1900円の売価も想定したが、他社でもできる。1500円だと逆立ちしてもできない」(土屋専務)。一方、女性向けではトレンド性を強化。中国の工場で、約1カ月程度のクイックレスポンスで製造し、「Workman Colors」向けにトレンドに対応した商品を投入する。
「Workman Colors」はファミリー層をターゲットにしていて、キッズ商品も強化する。#ワークマン女子店ではキッズの売上構成比は4%だが、「Workman Colors」では8%まで高める。キッズはこれまでは男性向け商品の小サイズを販売していたが、今後はキッズ専用のデザインの商品も展開していく。
「Workman Colors」は2月20日、奈良県に「Workman Colors桜井店」をオープン。#ワークマン女子店の「浜松市野」「コスパ新下関」「くりえいと宗像」3店舗も「Colors」に改装オープンした。3月7日には首都圏旗艦店として#ワークマン女子1号店の「コレットマーレ桜木町店」を「Workman Colors」に改装オープンする。4月には東北、関西に旗艦店を出店する。2032年400店舗体制を目指す。