セブン&アイnews|「セブンプレミアム」年間売上額が1兆5000億円を突破
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、プライベートブランド「セブンプレミアム」の2024年度売上金額が初めて1兆5000億円を突破したと発表した。
「セブンプレミアム」は 2007年に49品目からスタートした。安全・安心を基本としながらも、「おいしさ」と「品質」に徹底的にこだわり続け、年間売上金額10億円を超える商品数は315品目まで拡大している。セブン-イレブンの強みである「おいしさ」や「品質」の追求と、イトーヨーカドー、ヨークベニマルなどの強みである「原材料などの幅広い知見」や「多様なカテゴリー展開」のノウハウを掛け合わせることで、独自の価値を提供することができ、それが多くの顧客の支持を得ている。
「セブンプレミアム」はこれまで時代の変化や顧客ニーズに対応するため、さまざまな取り組みを進めてきた。2010年9月には、専門店と同等以上の味・品質を追求した「セブンプレミアム ゴールド」を展開し、その本格的な味わいが高く評価されている。2022年9月には、長引く物価高騰により顧客の生活防衛意識が高まるなか、シンプルな商品づくりの追求やコスト削減の工夫によって、品質を維持したまま手ごろ価格を実現した「セブン・ザ・プライス」を展開した。2024年度の「セブン・ザ・プライス」の売上げは前年比約200%を記録した。
2025年度は「セブンプレミアム」全品目の約半分に当たる約1800品目を刷新し、さらに顧客の期待に応えていく。近年、「上質」と「経済性」を求める二極化が進んでいることから、「上質」のニーズに応えるために、ちょっとした贅沢を楽しめる「セブンプレミアム ゴールド」の品目数を増やし、売上前年比1割増を目指す。また、「経済性」の面では「セブン・ザ・プライス」の品目数を3割拡大し、売上前年比2割増を目指して、多様化する顧客ニーズに対応する。こうした取り組みを通じて、2025年度の売上目標を500億円増の1兆5500億円とする。