PPIHnews|若年層対象のデジタル社債/グループカード会員向けに発行
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長は、グループ初のデジタル社債を発行する。
デジタル社債は PPIH グループの電子マネーサービス「majica(マジカ)」付帯の UCS カード会員向け。2025年8月の発行を予定していて、6月13日(金)より抽選申込受付を開始した。
投資単位は1万円単位。24 歳以下の社債購入者に対して、1万円~4万円の購入で500 ポイント、5万円以上の購入2500 ポイントを付与する。利率は税引き前1%。金銭0.3%、majica0.7%となっている。PPIH は「ドン・キホーテ」、「アピタ」、「ピアゴ」の来店客層に若年層が多く、また、従業員にもメイトと呼ぶ多数の学生が就業している。こうした若年層を応援する取り組みとして、デジタル社債を発行することになった。
デジタル社債に投資された資金は国内の若年層への応援資金として活用する。PPIH のデジタル社債は、証券会社が引受を行う一般的な公募振替社債とは異なる。
ブロックチェーン技術を活用することで、PPIHが直接顧客へ販売するため、個人投資家との結びつきをより強めていく。また、直接販売することで小口投資が可能となり、より多くの顧客に投資機会を提供できるとしている。投資した顧客に対して、金利の一部を majica ポイントで支払うことで、全国のmajica加盟店での買物に利用できる。
majicaは 2014 年 3 月からサービスを開始した電子マネーで、サービス開始から10周年の2024年にはアプリ会員数が1600 万人を突破。2027年6月期には、若年層(15~24 歳)人口の 50%の会員化を目指している。