ワークマンnews|リカバリーウェア拡販/2024年比10倍増売上げ目指す

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は疲労回復をアシストするリカバリーウェア「MEDIHEAL®(メディヒール)」の販売ターゲットを2025年秋冬商戦の主力商品とした施策を展開する。

従来の作業客に加えて一般客にも拡大する。24アイテム合計200万着34億円の販売を目指す。2024年比で10倍の販売計画数となる。リカバリーウェアとは厚生労働省定義によれば、一般医療機器に分類される「家庭用遠赤外線血行促進用衣」で、遠赤外線の血行促進作用により、疲労や筋肉のコリを改善することを目的としたもの。続く2026年春夏商戦では330万点51億円の売上げを目指す。ワークマン全店の入口正面に特設売場を設けて、販売を開始している。

ワークマンでは製品開発、販促、営業部門が連携して、4つの販促活動を展開する。

施策①全店でVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)を実施
売場を視覚的な魅力で演出するVMDを強化する。9月1日(月)から店舗入口正面の一等地に特設売場を設置。全店でVMDを実施するため1日当たり18万人、年間6000万人の顧客に訴求する。流行中のリカバリーウェアのため、顧客の視野に入ることで手に取ってもらい、お試し購入しやすい環境をつくり、買いやすい価格で大量普及を図る。

施策②東名阪と福岡、広島の5カ所の大型モール内店舗をラッピングストアに改装
9月1日(月)から、全店の1063店でメディヒール製品販売を開始。

大型モール内のWorkman Colors店と#ワークマン女子店の43店がワークマン全店に対する広告塔的役割を果たしていることを踏まえ、中でも売上げ上位店である東京ソラマチ店、ららぽーと甲子園店、イオンモール名古屋大高店、イオンモール広島府中店、イオンモール福岡店の5店が9月2日(火)より健康を表す「緑一色」のラッピング店舗として展開する。10月発売予定の5アイテム含む全アイテムを発売する。

施策③「ワークマン秋冬物新製品発表会 WORKMAN EXPO25年秋冬」の主役
新製品発表会は有楽町の東京国際フォーラムで、9月1日(月)に開催した。日本最大級のアパレル個展として実施。リカバリーウェア展を最重点として一番目立つ場所で実施した。

展示会全体では700人のインフルエンサーを招待した。その総フォロワー数は4000万人となっていて、インフルエンサーの半数はリカバリーウェア目当ての参加だった。

施策④全国チラシによる客層拡大
秋冬期に3回発行する折り込みチラシのトップ欄でメディヒールコレクションをアピール。チラシは毎回全国で2400万部を配布。現状、メディヒールのユーザーが50歳を中心に40歳、30歳台へ広がっていることから、チラシ販促を通じて、高年齢層へのピークシフトを進める。

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