イオンモールが「第8回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」受賞

イオンモールは国土交通省が実施する「第8回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を受賞した。

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表彰は、グループ全体で継続的に進めるユニバーサルデザインのスパイラルアップについて。
「全てのお客様に安心で安全なお買い物をしていただく」ことを目標に、グループ全体で「継続的なバリアフリーのスパイラルアップの取り組みを進めており、シンボルカラーによるエリア分け、身障者用駐車スペースの事前利用登録(不適正利用の排除)などの取組みを行っていること」が評価された。

 

国土交通省では、平成18年12月施行の「バリアフリー新法」(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)の趣旨に基づいて、国土交通分野におけるバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人または団体を表彰する「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰制度」を創設。毎年行われており、今回は第8回目となる。

 

受賞の取り組み事例は以下の通り。

1.イオンレイクタウン(2008年オープン)
広大な建物が3つに分散するなかで、学識経験者や障がい者団体との協議によって店舗を設計。

2.イオンモール東久留米(2013年オープン)
高齢化社会への対応の検討、大学との産学連携や社会貢献、地域との連携などを実施。

3.イオンモール幕張新都心(2013年オープン)
広大な面積に複数棟からなる建物・立体駐車場の棟別にサインカラーを揃え、サイン・誘導について高齢者等にも見やすいコントラストや配置とし、エレベーター内にも通常より大きいボタンを設置するなど視認性や利用しやすい工夫を施す。また核店舗の総合スーパー「イオン」では、高齢者や介助が必要な方が安心して買い物ができるように、従業員にサービス介助士の資格取得を推奨し、介添えなどのサービス向上に取り組んでいる。

 

第8回の受賞はほかに、川崎市の「ユニバーサルデザインに配慮した『人にやさしい』駅前広場の再整備」、姫路市の「国宝指定を受けた城郭の保存修理観覧時を含むバリアフリー化」、佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターの「ハード・ソフト両面における温泉地のバリアフリー化」、特定非営利活動法人バリアフリーネットワーク会議の「(那覇)空港を観光拠点とするユニバーサルツーリズムの多面的な活動」の4団体。

 

環境対策やバリアフリー化などイオングループ各社の社会活動への積極さが際立つが、高齢化が進む日本において商業施設のバリアフリー化は必須の取り組み。
アメリカでは高齢者対応だけではなく、身体障害者が電動車椅子で自由に買物ができる環境を整えるのは当たり前となっている。グローバルスタンダードを取り入れる商業施設の設計が求められる。

 

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